レコード紹介九弾 Bobby Hutcherson 「HAPPENINGS」

六月一発目に紹介するのはヴィブラホン奏者のボビーハッッチャーソンです。

お店のお客様で、クールで知的なJAZZが聴きたい!っとリクエストがあれば
私は迷わずこの「HAPPENINGS」をかけます。

特にボビーハッチャーソンが奏でるヴィブラホンの響きがたまらなくクールです。

今回はこのアルバムの4曲目に収録されている「MAIDEN VOYAGE」を紹介します。
この曲はハービーハンコックの代表曲としてあまりにも有名ですが、
ボビーハッチャーソンのこのバージョンもそれに引けをとりません。
むしろこちらのバージョンの方が私は好きです。

この曲は、初めての航海を描いた曲です。
日の出と共に出航する船に乗った男の高揚感が感じられます。


お店を開店して一発目にかけると、今日もがんばろうという気持ちになっちゃいます!

レコード紹介第八弾 Gerry Mulligan  「Night Lights」

今回紹介するレコードはバリトンサックス奏者、ジュリーマリガンの名盤「Night Lights」です。

タイトル曲の「Night Lights」はアルバムの1曲目とラストの7曲目と2曲収録されています。

私はラストのほうの「Night Lights」が好きです。

バリトンサックスのジュリーマリガンがこの曲だけクラリネットを吹いているのが新鮮です。


聴いていると最初、少し物悲しい印象。

しかしほんとの最後の最後で幸せな空気感を残して曲が終わる…。


最後で救われるような、幸福感を感じる。
 

そんな「Night Lights」に今夢中です!


一人で夜,密かに聴いてください

レコード紹介第七弾 ANN BURTON 「NEW YORK STATE OF MIND」

今回のレコード紹介は初のボーカルものです。

オランダの歌姫 アンバートンの「NEW YORK STATE OF MIND」

お店では、ボーカルものの一番多いリクエストがヘレンメリルで、
その次に多いのが今回紹介するアンバートン。

このアルバム、そのヘレンメリルがプロデューサーとして関わっており、

リクエストNO1 NO2の二人が作り上げたアルバムなんです。



このレコードのタイトル曲「NEW YORK STATE OF MIND」。

一度聴くとメロディーが耳から離れません。
最近、家から店へまでの通勤中この曲が頭の中をグルグル回っております(笑)


ニューヨークの都会のネオンを見ながら聴くのがベストでしょう。
雰囲気は違いますが、爽やかな風をうけて自転車で海辺をゆったり走る…そんな中聴く「NEW YORK STATE OF MIND」もまた格別かも。


みなさんはどんなイメージで聴きますか??

レコード紹介第六弾 PETE LAROCA 「BASRA」

今回紹介するのはドラムのピートラロカのリーダーアルバム、「BASRA」

バスラ…なにか怖い響きですよね。
このレコードの5曲目に収録されている「LAZY AFTERNOON」


美しい曲です。

妖しげな街に迷い込んでしまった…。

どこの国かも、東西南北もわからず、夢のような世界をただひたすら彷徨い歩く。



この曲の私のイメージです。



現実離れした世界が広がっています。

レコード紹介第五弾  BILL EVANS TRIO 「I WILL SAY GOODBYE」

本日紹介するのはピアニストのビルエバンス。
レコード「I WILL SAY GOODBYE」の三曲目に入っている「SEASCAPE」を紹介します。

このレコードのジャケットが好きです。

さよなら、と言った後、姿が見えなくなるまで最後まで見届ける。

少し寂しい気持ちになりながら。

でもさっきまで一緒に過ごしていた温かい気持ちがほどよく残る。


そんな気持ちでこの曲を聴きながら、ジャケットを眺めていました。

みずみずしいピアノの音色が心地よいです。

レコード紹介第四弾 Donald byrd 「Slow drag」

今回はトランぺッター ドナルドバードを紹介します。

この人は1950年代にjazzトランぺッターとしてデビューし、70年代〜FunkやHiphop路線で活躍する異色のトランぺッターです。
jazzファンは1950年代60年代前半までのハードバッパー、バードを指示し、Funk Hiphop,クラブ好きなファンは70年代〜のバードを圧倒的に指示しています。

僕はどの年代のバードも好きで、どれを紹介するか迷ったのですが、1967年にブルーノートから発表した「slow drag」をあえて紹介します。

このスロードラッグは熱心なjazzファンからは見向きもされなかったレコードだと聞いたことがあります。
やっていることはjazzなんですが、70年代のFunk路線バードを予兆するような曲があり、そのどっちつかずが、熱心なjazzファンからは邪道あつかいされたのではないでしょうか…。

僕、個人的にはこのどっちつかずの感じ?が逆にかっこいいと思いました。

そのレコードの三曲目に入っている「Books bossa」。今の時代に聴いてもオシャレです。

前回まで紹介したレコードはバラード系でしたので、今回はちょっとアップテンポでいきましょう。


今から44年前のオシャレな高速Bossa!!哀愁があり意外とスローなメロディー!!

レコード紹介第三弾 Pat Metheny & Charlie haden  「Missouri Sky」

今回紹介するのはギターのパットメセニーとベースのチャーリーヘイデンの共同で作ったレコード
「Missouri Sky」

このレコードの6曲目に入っている「The Moon Is a Harsh Mistress」を初めて聴いた時、
小さい頃の思い出が次々と蘇ってきました。小学校の頃、家までの帰り道にみた夕焼けとか。
なんとなくセンチメンタルな気持ちになります。




とりあえず聴いてください。    いいです。